2010年10月09日
有本明弘・嘉代子夫妻講演+「クロッシング」上映会
こんにちは!戸井田とおる事務所です!
いつも小坊主日記をご覧いただき、心より感謝いたしております。
9月14日(火) 姫路
9月の丸坊主サロンはいつもと趣向を変えて、北朝鮮の脱北の実情を描いた映画「クロッシング」の上映会を開催しました。平日の夜にもかかわらず、大勢の方々が参加されました!
上映前に拉致被害者・有本恵子さんのご両親、有本明弘・嘉代子ご夫妻をお招きし、講演していただきました。今回は講演の様子を詳しく書きます。
会場は満席です
聴覚障害者の方も多数ご参加され、手話通訳が同時に行われました
恵子さんへの思い、そして今の拉致問題の現状について、お話いただきました
有本嘉代子さん:「恵子が北朝鮮に拉致されて今年で27年。それでも拉致被害者家族の中では新しいほうなんです。横田めぐみさんは拉致されて33年になります。向こう(北朝鮮)にいる子供たちも歳がいきますし、わたしたちも一日一日歳をとっていきます。本当にたくさんの方々が署名活動に協力していただいて、その署名された用紙を政府に持っていく。それでも、本当によかったなあという思いにはならないんです。夜、休みますと、どうしたらいいのかな、どうしたら帰ってくるのかなという思いがずっとあります。主人と私も歳がいってますから、なんとか元気なうちに、生きているうちにもう一目会いたい、という思いで頑張っています。署名活動にいくといろんな方から声をかけていただきますし、集会でもたくさんの方が来てくれて励ましてくれます。それで私たちがこの運動を続けられるといつも思っています。なにしろ歳には勝てませんから、なんとか一日でも早い解決を祈っています。向こうにいる子供たちも大変な思いをしていると思いますが、この拉致問題が片付くまで、どうか皆様の心にとめていただきたい。これからも支援してくださいますよう、お願いいたします。」
有本明弘さん:「私たちがこの問題にかかわって、今月で丸22年になります。子ども(恵子さん)から北朝鮮で生きている、という手紙が届いて政府に持っていったのが始まりなんです。それが1988年の9月。22年にわたって運動してきた中で、なんでこないに拉致された人間を日本が取り返せないのか。
北朝鮮は、日本に植民地時代の賠償として莫大な金を出せと要求してきます。1990年、日本から訪朝団が出向いて、日朝の国交正常化という話になった。ということは、金を出すことを承知の上で、向こうに行った。そうしているときに、この拉致問題が警察当局によって出てきました。それが拉致問題のスタートなんです。その後、横田めぐみさんの拉致が明らかになって、現在の家族会のメンバーで一緒になって運動を始めたんです。
日本が莫大な金を出さなければ、北朝鮮は拉致被害者は返さない。人質なんです。このことが拉致問題の裏にあるのです。誰が日本の総理になろうとも、金を出さなければ拉致被害者を解放することはありません。取り返すのであれば、本当は武力で取り返すしかないのです。一兆円ぐらいの金なら出してもええやないか、と一部の政治家の先生方はそういう気持ちでいます。日本が金を出せないのは、アメリカが北朝鮮の核に、とても神経をとがらせて、発言しているからです。日本とアメリカの信頼関係を無視して、莫大な金を北朝鮮へ渡すことはできません。だから、日本は前にも後ろにも進めない。この状況を打開するにはどうしたらいいのか?
私はアメリカが要求する北朝鮮への核放棄に同乗して、日本政府も拉致問題を厳しく迫っていくことしかないと私は思います。そうすれば北朝鮮は日本を脅威に感じると思います。民主党には(拉致問題を解決していただくためにも)しっかりした内閣をつくっていただきたい。」
本当ならお金を出してでも、早く子供に会いたいと思うかもしれません。しかし、そうではなく、あえて正統な手段で娘を取り返そうと、日々頑張っておられる有本さんご夫妻のお話を拝聴していると目頭が熱くなってきます。それと同時に、拉致されている国民すら、救えないこの日本は本当に「国家」なのでしょうか? 本当に情けない気持ちでいっぱいになります。拉致問題の解決に、政府や国会議員に任せきりになるのではなく、普通に生活している私たち一人ひとりが、「一人残らず拉致被害者を生きて日本に取り返すんだ!」という意識を共有し、その思いや声を政府や地元の現職国会議員にもっともっとあげていかねばならないと思います。それこそが、必ず拉致問題解決へ前進させる力になると信じています。常日頃からブルーリボンバッジを胸につけている戸井田も、そうした声をあげていくことができる環境を作っていくために協力していきます。 みなさん、一緒に頑張りましょう!
「クロッシング」をご覧になった感想をメールでいただきました! 掲載させていただきます。
「今夜の勉強会ありがとうございました。実はこの映画を見るために、私は神戸まで行くつもりでした。この映画は実話を元に作られていて、結末は実際と映画とでは少し違うようですね。実は少年は国境で撃たれています。少年を助けようと実際に動いていた日本人の方が言っておられました。当時を思い出して彼は辛くて見ることができないと・・・。今夜はこの映画を見るご縁をいただき、ありがとうごさいました。」(M.Sさんより)
遅い時間までご参加いただきましたみなさまに、感謝申し上げます! ありがとうございました。
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上映前に拉致被害者・有本恵子さんのご両親、有本明弘・嘉代子ご夫妻をお招きし、講演していただきました。今回は講演の様子を詳しく書きます。
会場は満席です
聴覚障害者の方も多数ご参加され、手話通訳が同時に行われました
恵子さんへの思い、そして今の拉致問題の現状について、お話いただきました
有本嘉代子さん:「恵子が北朝鮮に拉致されて今年で27年。それでも拉致被害者家族の中では新しいほうなんです。横田めぐみさんは拉致されて33年になります。向こう(北朝鮮)にいる子供たちも歳がいきますし、わたしたちも一日一日歳をとっていきます。本当にたくさんの方々が署名活動に協力していただいて、その署名された用紙を政府に持っていく。それでも、本当によかったなあという思いにはならないんです。夜、休みますと、どうしたらいいのかな、どうしたら帰ってくるのかなという思いがずっとあります。主人と私も歳がいってますから、なんとか元気なうちに、生きているうちにもう一目会いたい、という思いで頑張っています。署名活動にいくといろんな方から声をかけていただきますし、集会でもたくさんの方が来てくれて励ましてくれます。それで私たちがこの運動を続けられるといつも思っています。なにしろ歳には勝てませんから、なんとか一日でも早い解決を祈っています。向こうにいる子供たちも大変な思いをしていると思いますが、この拉致問題が片付くまで、どうか皆様の心にとめていただきたい。これからも支援してくださいますよう、お願いいたします。」
有本明弘さん:「私たちがこの問題にかかわって、今月で丸22年になります。子ども(恵子さん)から北朝鮮で生きている、という手紙が届いて政府に持っていったのが始まりなんです。それが1988年の9月。22年にわたって運動してきた中で、なんでこないに拉致された人間を日本が取り返せないのか。
北朝鮮は、日本に植民地時代の賠償として莫大な金を出せと要求してきます。1990年、日本から訪朝団が出向いて、日朝の国交正常化という話になった。ということは、金を出すことを承知の上で、向こうに行った。そうしているときに、この拉致問題が警察当局によって出てきました。それが拉致問題のスタートなんです。その後、横田めぐみさんの拉致が明らかになって、現在の家族会のメンバーで一緒になって運動を始めたんです。
日本が莫大な金を出さなければ、北朝鮮は拉致被害者は返さない。人質なんです。このことが拉致問題の裏にあるのです。誰が日本の総理になろうとも、金を出さなければ拉致被害者を解放することはありません。取り返すのであれば、本当は武力で取り返すしかないのです。一兆円ぐらいの金なら出してもええやないか、と一部の政治家の先生方はそういう気持ちでいます。日本が金を出せないのは、アメリカが北朝鮮の核に、とても神経をとがらせて、発言しているからです。日本とアメリカの信頼関係を無視して、莫大な金を北朝鮮へ渡すことはできません。だから、日本は前にも後ろにも進めない。この状況を打開するにはどうしたらいいのか?
私はアメリカが要求する北朝鮮への核放棄に同乗して、日本政府も拉致問題を厳しく迫っていくことしかないと私は思います。そうすれば北朝鮮は日本を脅威に感じると思います。民主党には(拉致問題を解決していただくためにも)しっかりした内閣をつくっていただきたい。」
本当ならお金を出してでも、早く子供に会いたいと思うかもしれません。しかし、そうではなく、あえて正統な手段で娘を取り返そうと、日々頑張っておられる有本さんご夫妻のお話を拝聴していると目頭が熱くなってきます。それと同時に、拉致されている国民すら、救えないこの日本は本当に「国家」なのでしょうか? 本当に情けない気持ちでいっぱいになります。拉致問題の解決に、政府や国会議員に任せきりになるのではなく、普通に生活している私たち一人ひとりが、「一人残らず拉致被害者を生きて日本に取り返すんだ!」という意識を共有し、その思いや声を政府や地元の現職国会議員にもっともっとあげていかねばならないと思います。それこそが、必ず拉致問題解決へ前進させる力になると信じています。常日頃からブルーリボンバッジを胸につけている戸井田も、そうした声をあげていくことができる環境を作っていくために協力していきます。 みなさん、一緒に頑張りましょう!
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「今夜の勉強会ありがとうございました。実はこの映画を見るために、私は神戸まで行くつもりでした。この映画は実話を元に作られていて、結末は実際と映画とでは少し違うようですね。実は少年は国境で撃たれています。少年を助けようと実際に動いていた日本人の方が言っておられました。当時を思い出して彼は辛くて見ることができないと・・・。今夜はこの映画を見るご縁をいただき、ありがとうごさいました。」(M.Sさんより)
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Posted by marubose at 13:50│Comments(0)
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